松念(しょうねん)

昭和34年生まれ
國學院大學文学部史学科卒
福岡県うきは市在住
占術:タロット・手相・九星気学
姓名判断・家相
上級心理カウンセラー(JADP)
占いと心理カウンセリングについて
占いと心理カウンセリングとは、手法が全く異なります。
占いは手相や姓名判断、四柱推命などを用いて、占い師が鑑定の結果を語っていくことが中心になります。
心理カウンセリングは、カール=ロジャースの来談者中心療法などクライアントの言葉を聴くことに重点を置きます。
この二つの手法を同時に行うということは、演繹法と帰納法を同時に使うようなもので、成立させることは困難です。
でも、なぜ私が両方必要と考えたのか、理由は二つあります。
一つは、例えば妻が夫に対して不満や葛藤があるときに、夫婦の相性や今後について、占いで結論を出すことができます。
ただそこで、妻が抱える不満や葛藤に光を当てる必要があるのではないか、と思うことがあります。
妻の話を聴くことで、彼女自身の心が整理され、自らどうあるべきか気づくことの重要性を感じるからです。
しかし、それですと占いから離れ、心理カウンセリングになってしまいます。
勿論、占いの結果は神からの気づきを与えるもので重要なものではありますが、一方で、本人から気づきの言葉が出てくることも貴重です。
二つ目は、すべての人にハイヤーセルフが宿り、答えは自分の中にあるという考え方によるものです。
自分の様々な思考や感情、雑念が、ハイヤーセルフが顔を出すことの邪魔をしています。
その場合に一人で考えて、自らの思考の森を彷徨するよりも、聴き手があった方が心を整理しやすくなります。
さらにトランスパーソナル心理学との出会いが一つの転機となりました。
心理学は第一勢力の行動主義心理学から、第二勢力の精神分析、第三勢力の人間性心理学、そして、第四勢力のトランスパーソナル心理学に至っています。
人間性心理学の代表的人物のマズローが、人間の欲求の五段階を示しました。
生理的欲求、安全と安定、愛と所属、承認欲求、自己実現の五段階です。
その後マズローは、第六段階である自己超越を説き、至高体験、宇宙に中心を置く心理学へと向かいました。
そこから、トランスパーソナル心理学の流れができ上がりました。
自分と向き合い、自分がこの世に生まれた本当の意味、使命に気づいていくことが最も重要なことです。
私は、占いはこういうものだとか、心理カウンセリングはこういうものだ、とかいう形を一切問題にはしていません。
占いも心理カウンセリングも人が自己実現、自己超越するための道具に過ぎません。
普遍的な宝は、一人一人の心の中にあって、その宝を輝かすお手伝いができればと思います。